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帯状疱疹の注意点 ラムゼイ・ハント症候群

あまり聞きなれない言葉ですが、ラムゼイ・ハント症候群という言葉をご存知でしょうか。ラムゼイ・ハント症候群は、帯状疱疹のウイルスから引き起こされる末梢性の顔面神経のまひの症状のことを指す言葉で、この病気を発見したのがラムゼイ・ハント氏であったことから、そのまま病名となりました。

帯状疱疹の発疹や水泡などの皮膚の表面の症状が消えたからと言って、油断はできません。皮膚の症状が消えても、皮膚下にある神経には帯状疱疹のウイルスが潜んでいる可能性があります。もともと、帯状疱疹は、子どもの頃に水ぼうそうにかかった人が、その症状がおさまっても、ウイルスが滞在している可能性が高く、成人して帯状疱疹の症状が出た人の大半が、子どもの頃に水ぼうそうにかかった人です。

ラムゼイ・ハント症候群のおもな症状は、帯状疱疹が原因とされる顔面神経麻痺の症状が見られるのが特徴的で、耳の周囲や耳の中に水泡ができると大変危険です。耳の中にある三半規管の機能にも影響して、耳なりの症状が出ることがあります。とくに、風邪をひいたり、体力が弱ったり、免疫力が弱くなったときには、症状が進行しやすくなります。耳の周囲に水泡ができると、耳鳴りやめまい、難聴になる可能性もあります。

ラムゼイ・ハント症候群は、帯状疱疹の中でも目の炎症と並んで、もっとも深刻な状態であり、治療にも長い時間が必要となります。また、治療しても、完治が難しく、顔面の神経が麻痺して、目の動くや口の動きが不自然になり、後遺症が出る場合もあります。おもな治療法には、副腎皮質ステロイド剤や抗ウイルス薬などを投与することで、経過観察を見ます。顔面や耳に異常を感じたら、すみやかに専門医の診察を受けて、1日も早い治療が必要です。




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